従業員が安心して挑戦できる新制度「リカレント休暇」導入
日本最大級のコミュニティ型大人の勉強スペース「勉強カフェ」を運営する株式会社ブックマークス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:山村 宙史)は、社員たちが学ぶ大人であることの意義を見直すため、独自の休暇制度「リカレント休暇」の導入を決定しました。
新制度「リカレント休暇」の概要
株式会社ブックマークス(以下、ブックマークス)は2021年より、勤続3年以上の正社員を対象とした、個人のキャリア形成と組織の発展を目的とした最長6ヶ月間の長期休暇を取得できる「リカレント休暇」制度の導入を開始しました。
「リカレント休暇」とは?
「リカレント休暇」とは一定のキャリアを積んだ社員にリカレント教育(学び直し)の機会を与えるブックマークス独自の休暇制度です。
「学びを通じて幸せになる大人を増やす」をミッションに掲げるブックマークスでは、コンピテンシーを活用した人事評価制度とそれに伴う1on1、社員の自律的な学びをサポートする「読書手当」「セミナー手当」、複業の奨励など、多様なキャリア開発の施策を実施しております。
本休暇制度は、社員自らのキャリアや生き方を見つめなおし、「学び直し」の機会を得ることで、本人の自己啓発、主体的な生涯形成を支援することと、休暇で得た成果により、組織のさらなる発展につながることを目的としています。
取得可能期間は最長6ヶ月ですが、復帰前面談での相談のもと、最長12か月まで延長することができます。
「リカレント休暇」中は無給ですが、取得者個人の有給休暇を同時に取得することで、一定額の給与を受け取ることができます。
「リカレント教育」とは?
人生100年時代と言われ、1人の社会人生活が50年を越えようとする現在、労働者が何歳になっても必要な能力・スキルを身につけることができるよう、社会人となった後も、再び学習の機会が与えられ、キャリアと学びを反復する教育システムのことで、文部科学省、厚生労働省を筆頭に国を挙げて推奨する「学び直し」の取り組みです。
「リカレント教育」という言葉の認知度は、2020年の12月に10代~60代の勉強カフェ利用者を対象に実施した「大人の学び」に関する意思調査「大人の勉強白書2020」でも意味まで理解している人は約半数という結果でした。
これは昨年実施したときよりも認知度が下がる結果となっており、言葉自体が独り歩きし、一種のバズワード的なものになり、定着にいたらなかったのが要因かもしれません。
実際、「勉強したい気持ちをラベリングされるような印象」「意識高い系のワード」などの意見も見られました。
一方、『今後「学び直し」をしていきたいと考えていますか』という質問に対しては80%以上が、やってみたい、すでに取組んでいる(計画を含む)と答えています。
理由としては「必要性を感じている」との回答が多い中、「好奇心」などの内的動機からの前向きな意見も目立ちました。
しかしながら、通学などを伴う本格的な学び直しとなると時間や金銭面で折り合いがつかない、仕事や家庭との両立が難しい、学び直し後のキャリア設計が立てづらい等の声も多く出ており、学びなおしたい気持ちがありながらも、実際は難しいという現状の課題が浮き彫りにる結果となりました。
ブックマークスにおける「リカレント休暇」の事例
2021年2月より、本制度を活用し、さっそく1名の社員が勉強カフェでのマネジャーという仕事を通してでは得ることが難しい語学やITの専門スキルを身に着けるため、6か月の「リカレント休暇」に入りました。
休暇後は原則休暇前のポジションに復帰しますが、復帰前の面談を通して、身に着けたスキルを活かす機会を話し合います。
1) 戻ってこられる場所がある
2) 休暇をブランクとせず、個人の経験値として受け入れられる
この2つの安心が、ブックマークスの「リカレント休暇」における重要なポイントです。
ブックマークスでは「リカレント休暇」を通じて、社員自らが「学びを通じて幸せになる大人を増やす」を体現する組織となるよう、主体的なキャリア開発を支援してまいります。
<資料出典>
調査名:「大人の勉強白書2020」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000045990.html)
実査時期:2020年12月13日(日)~2020年12月26日(土)
調査方法:インターネット調査
調査対象:勉強カフェ利用者
回答者数:223名
<記事等での転載について>
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株式会社ブックマークス 広報担当:寺本
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